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【高知でお部屋探し】建物構造の種類と特徴を解説

2025/06/14

賃貸の共同住宅を探すとき、物件情報で出てくる「建物構造」の項目。賃貸物件の建物構造にはRC造やS造などの記載があり、ひょっとすると聞き馴染みのないワードかもしれません。

防音性や耐震性の参考になる建物構造は、賃貸物件探しにおいて重要な要素の一つです。建物構造の種類と、メリット・デメリットを解説します。ぜひ高知でのお部屋探しの参考にしてください。


目次


賃貸物件の建物構造を知っておくべき理由

建物構造とは、その建物の骨組みが何で構成されているかを示す情報です。物件を掲載しているポータルサイトや、不動産会社が出す物件資料などの賃貸物件の募集情報には必ず記載されています。構造により以下の内容が異なります。

  • 防音性：外部からの音、隣や上下階の生活音がどれぐらい聞こえるか
  • 耐震性：地震に対する耐性や揺れの感じ方
  • 気密性：部屋の暖かさや涼しさの持続力、断熱性
  • 家賃：構造により建築コストが異なることによる家賃相場の違い

    • 建物構造は住まいの環境だけでなく、家賃にまで影響を与える重要な物件選びの要素です。それぞれの構造の特徴を理解して、予算を考慮しながらお部屋探しをする必要があります。


    賃貸物件の建物構造の種類と特徴

    それぞれの建物構造のメリット・デメリットを解説します。



    木造（W造）

    木の柱と梁で骨組みを築く木造軸組工法と、木材パネルを組み立てる木造壁式工法（ツーバイフォー）があります。

    木造のメリット

  • 家賃が比較的安い：建築コストが安価なため、他の構造に比べて家賃を抑えやすい。
  • 通気性が良い：年間降水量の多い高知に嬉しい、調湿効果がある。

    • 木造のデメリット

  • 防音性が低い：お隣や上下階の生活音が聞こえやすい。
  • 耐震性が不安：他の構造と比べると耐震性能は低い。


    • どんな人におすすめ？

  • 家賃を最優先したい人
  • 室内の湿気対策は最低限で済ませたい人
  • 音に敏感ではない人


    • 軽量鉄骨造（S造）

    厚さ6ｍｍ未満の鋼材を利用。前もって主要部材を工場で生産したあと現場で組み立て設置する、プレハブ工法が一般的です。

    軽量鉄骨造のメリット

  • 家賃が比較的安い：木造よりは高いものの、RC造やSRC造よりは安価。
  • 品質が安定：部材が工場で生産されるため、品質にばらつきが少ない。

    • 軽量鉄骨造のデメリット

  • 防音性が低い：木造と同程度の防音性能。物件により異なる。
  • 調湿効果は小さい：木造と比べると湿気対策をする必要がある。


    • どんな人におすすめ？

  • 家賃は抑えたいが、木造よりは強度が欲しい人
  • 大手ハウスメーカーの物件で安心感を得たい人
  • 音に敏感ではない人

    • \プチ情報/

    軽量鉄骨造は防音性に関してはRC造などに比べると劣るものの、大手メーカーが用いる構造で、積極的な企業努力をしています。そのため、物件により（メーカーや築年数により）防音性は異なります。



    重量鉄骨造（S造）

    厚さ6ｍｍ以上の鋼材を使った構造で、厚みがある分頑丈。少ない建材で荷重を支えられるため、大型店舗などにも用いられる構造です。

    重量鉄骨造のメリット

  • 防音性が高い：柱に厚みがある分、木造や軽量鉄骨造より防音性が高い。
  • 開放的な間取り：少ない建材で広い空間を作ることができる。
  • 耐震性・耐久性が高い：強度が強い鉄骨は地震に強く、耐久性も優れている。

    • 重量鉄骨造のデメリット

  • 家賃が比較的高い：建築コストが高いため、家賃が上がりやすい。
  • 湿度の管理が難しい：木造より湿気対策をする必要がある。


    • どんな人におすすめ？

  • 耐震性・耐久性を重視したい人
  • ある程度の家賃を許容できる人


    • 鉄筋コンクリート造（RC造）

    鉄筋でできた枠型にコンクリートを流し込んでつくる構造。鉄筋とコンクリート、お互いの弱点をカバーしながら強い構造を作り上げています。

    鉄筋コンクリート造（RC造）のメリット

  • 防音性が高い：コンクリートは比重が重く防音性が高い。
  • 耐震性・耐久性が高い：鉄筋とコンクリートの組み合わせで地震に強く、木造・鉄骨造より耐用年数が長い。
  • 気密性が高い：外気の影響を受けにくく冷暖房効率が良い。

    • 鉄筋コンクリート造（RC造）のデメリット

  • 家賃が高い：建築コストが高いため家賃が上がりやすい。
  • 湿気が貯まりやすい：気密性が高いため、結露やカビが発生しやすい。


    • どんな人におすすめ？

  • 防音性を優先したい人
  • 耐震性・耐久性を重視したい人
  • こまめな湿気対策ができる人


    • 鉄骨鉄筋コンクリート造（SRC造）

    鉄骨の柱に鉄筋を組み合わせ、コンクリートで固める構造。大規模マンションなど大型の建物に用いる構造です。

    鉄骨鉄筋コンクリート造のメリット

  • 耐震性・耐久性が高い：RC造に鉄骨を組み合わせ、強度が増し災害に強い。
  • 防音性が高い：他の構造より防音性能が良い。
  • 開放的な間取り：RC造より大空間の設計が可能。

    • 鉄骨鉄筋コンクリート造のデメリット

  • 家賃が高い：建築コストが高額のため家賃も上がる。
  • 湿気が貯まりやすい：高い気密性により空調効率が良い反面、結露やカビが発生しやすい。


    • どんな人におすすめ？

  • 予算に余裕のある人
  • 大型物件に住みたい人

    • 高知で建物構造を選ぶ際に考慮したいポイント

    ここまでお伝えした一般的な建物構造の特徴とあわせて、高知の地域特性や実際に物件を選ぶ際に注意したいポイントをまとめました。

    高知の地域特性を考慮して建物構造を選ぶ




    湿気対策

    年間降水量が多い高知は、夏季には台風も多く湿度が高いです。RC造やSRC造は気密性が高いため、結露対策や換気、適切に除湿剤を使用するなどの対策が必要です。木造やS造も湿気対策なしに快適に過ごすことは難しいでしょう。日常の手入れを怠ってカビやシミなどが発生した場合、善管注意義務違反に見なされるので注意が必要です。



    地震対策

    高知は南海トラフ地震が懸念されている地域です。1981年6月1日以降に建築確認申請をしたものは新耐震基準となっているので、構造と合わせて築年数もチェックしましょう。


    建物構造を選ぶ際に注意したいポイント




    築年数をチェックする

    物件を選択する際に築年数のチェックは欠かせません。防音性を重視したくて選んだRC造なのに、築年数が浅い軽量鉄骨造の方が防音性能が良い、なんてことも。



    湿気対策は必要

    気密性の高い物件ほど結露やカビの発生率が上がります。24時間換気システムは常に稼働させ、収納など空気の通りづらい場所には除湿剤を置きこまめにチェックしましょう。



    内見がオススメ

    室内の確認だけでなく、周辺環境の確認もできるので内見がオススメです。共用部や駐輪場などから居住環境の確認もできます。新築などで隣や上が空室なら、音の響き方のチェックも出来ます。「想像と違っていた」を少しでも減らすためには、内見が大切です。



    まとめ：構造を知って高知で快適な賃貸生活を送ろう

    建物構造は、賃貸物件の住み心地に直結する重要な要素です。それぞれの構造の特徴を知って、高知での物件探しにお役立てください！

    物件を選ぶ際は、一度内見をして室内外の状況確認をしてみましょう。ぜひ高知賃貸ナビをご活用ください！




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